県剣連 令和5年度 第3回剣道段位審査会 合格者
2023年11月23日(木・祝) 福井県立武道館
【初段】 57名
倉橋天羽 武生第三中1年
川﨑一志 芦原中1年
山下智之 武生第三中1年
八木煌誠 金津中1年
宝泉蒼生 武生第三中1年
水野新大 鯖江中1年
畠中舜 三方中1年
奥出俊太郎 芦原中1年
熊谷薩馬 三方中1年
東久矩 大東中1年
脇本誠健 藤島中1年
川中宏晃 足羽第一中2年
岩佐明日翔 明倫中2年
岡輝 中央中2年
土田健太郎 鯖江中2年
小林禅 明倫中2年
辻恵太 足羽第一中2年
小沢渉 羽水高1年
池田正幸 美方高1年
荒井健汰 藤島高1年
水野嵩大 高志高1年
福嶋良仁 星瑳国際高2年
東汰市 警察官
南部純基 警察官
松ヶ谷柚花 万葉中1年
前田彩純 丸岡中1年
長谷川沙津紀 三方中1年
岡井陽菜 中央中1年
吉田ひかり 三方中1年
山本仁華利 南越中1年
脇本彩羽 三国中1年
山﨑早映 足羽第一中1年
津野千空 鯖江中2年
織田渚沙 三国中2年
石川胡花 大東中2年
藤枝佳倫 鯖江中2年
江端優舞 明倫中2年
玉村翔愛 東陽中2年
杉田千紘 大東中2年
金粕郁花 東陽中2年
長田羽矢 芦原中2年
伊藤心晴 藤島中2年
宇久由乃 東陽中2年
宮川ひまわり 芦原中2年
打屋歩乃果 足羽第一中2年
山﨑梨杏 鯖江中2年
山崎陽詩 東陽中2年
久中乃依 坂井中2年
石川朱華 明倫中2年
山口未結 鯖江中2年
下谷さつき 武生第二中2年
渡邉ひなた 春江中2年
市川嘉乃 金津高1年
宇野晄 美方高1年
大田桃愛 金津高1年
本田夏子 会社員
下智子 学校職員
【弐段】 40名
尾﨑直続 森田中2年
笹野輝倫 成和中2年
竹内優斗 丸岡南中2年
山田伊織 南越前中2年
藤田恵徳 森田中2年
前川悠真 清水中2年
荒川祥慶 大東中2年
林大悟 森田中2年
藤原辰之介 南越前中2年
太田怜 至民中2年
中荒江圭市 中央中2年
杉原孝明 武生第一中2年
武長咲孝 三方中2年
山森春人 中央中2年
小角瞳弥 春江中3年
上道竣文 南越前中3年
坂井飛仁 春江中3年
河原怜音 南越前中3年
倉本つばさ 金津高1年
冨原綺竜 敦賀高1年
松井彬仁 福井高専1年
武曽隼也 金津高1年
藤田恵多郎 高志高2年
金子幸永 金津高2年
山川華英 藤島中2年
塚田穂乃 東陽中2年
高原和花奈 坂井中2年
田中希 明道中2年
白﨑菜々美 進明中2年
村瀬結菜 明道中2年
和夛田流雫 北陸中2年
山岸みなせ 三国中3年
山﨑琴心 芦原中3年
前川和奏 森田中3年
北川陽菜 朝日中3年
吉川仁菜 金津高1年
髙橋美帆 啓新高1年
北野佑佳 高志高1年
毛利明日香 啓新高1年
三河朱花 高志高1年
【参段】 16名
下寛人 藤島高1年
筧翔太朗 美方高2年
林歩夢 北陸高2年
阪井芯太朗 金津高2年
直江柊羽 北陸高2年
江戸一誠 美方高2年
田中晴己 福井高2年
熊谷龍馬 敦賀高3年
宇野介祥 福井医療大4年
松田耕明 教員
髙村亮 教員
西坂友希 会社員
布目大介 団体職員
角海和宏 会社員
松井優明 会社員
楠川直也 医師
【四段】 9名
德橋知輝 警察官
小本駿也 福井工大3年
富谷嵩平 福井工大3年
小浦一朗 福井工大3年
熊崎晃誠 福井工大3年
井手和樹 福井工大3年
内山田楓 会社員
舩田昌平 会社員
芦田秀幸 会社員
【五段】 1名
田中更幸 会社員
剣道段位審査会寸評
審査委員長 堀江 範雄
例年とは違い夏から一気に秋を通り越し冬が来て、寒暖差の大きく体調管理の難しい日に定例の段位審査会が県立武道館で開催されました。今回は例年より受審者数が増えて、剣道界としても大変喜ばしいことでありました。
審査会の開始式では西川専務理事から、まずは今回の受審者数が増加し大変有りがたいと、受審者にお礼の言葉があり、また「審査員には受審者の良いところを見てあげてほしいと伝えてあるのでしっかり頑張ってください」との激励挨拶の後、審査委員長の私からは「剣道着、剣道具の着装を確実にすることと、声を出し、気迫を前面に出し、一足一刀の間合いを意識して打突するように」と審査上の留意事項を述べて審査に入りました。
実技の初段、弐段については中・高生が多く体格の違いから打突力の違いはありましたが、思い切りの技が出ており大変良かったと思います。ただし切り返しは今一度勉強して欲しいと思います。これは受審者もそうですが、指導者が正しく指導してないと感じられます。相手の左右面を45度の角度から肩を使い大きく振り落として打つこと。振り上げは、木刀による基本技の稽古法の1本目、振り上げた時に相手の面が見える所までとなっています。殆どの方はこれができませんでした。しっかり切り返しをすることにより打突が強くなりますので今後その点を注意して稽古して欲しいと思います。指導される先生方もよろしくお願いします。
参段についてはもう少し間合い(一足一刀)について勉強して欲しいと思います。ただ攻めて打突する、掛かり稽古のようになっています。合格した人は間合い(一足一刀)に入り一度溜めてから打突していました。
四段は大学生が多かったことから、間合いに入ってからの打突力とスピードがあり、打ち切った人が合格しています。また一般の方は大学に比べるとスピードがありませんから、技を出頭で抑える、返す技を出すことが求められます。それと有効打突ですが、打突は出来ますが、打突されてしまうことはあまり良くありません。なるべく打たれないようにすることも大切です。
五段については四段以上の習熟度が求められます。年配の方は剣道経験を通じた味のある技を期待します。そして誰が見ても1本である有効打突を意識してください。それには間合い(一足一刀)であり、相手の怖さを感じながら自分の間合いに入ることを意識し、「ここだ」と思ったところは、身を挺して打ち込むことが大切です。その点について今後稽古していただくと1本の有効打突を取得できると思います。
剣道形ですが、気迫がなく、ただ形式的に流れている方が多く見られました。形の順番を覚えることは当然ですが、もう少し技の応用と、足捌きによる体幹を意識して、木刀の打突部で相手の打突部位を正確に捉えるようにしてください。今回大学生が多く合格していましたので、元気があり、気迫ある剣道形になっていたところが大変良かったです。
最後に不合格になった方は、一つは有効打突を出すにはどうしたら良いかを考えてください。間合いについて、一足一刀より少し入ってから打突することをお勧めします。参考にしてください。
剣道は昇段だけではありませんが、審査は自分を向上させる一つの手段でもあります。それは剣道の実技が上手くなるだけではありません。人間形成にも表れてくるのです。明日から次の目標に向かって日々精進して頂き、自分の思いを掴み取ってください。決して諦めない。頑張りましょう。