組織、役員、あゆみ | 福井県剣道連盟

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(一財)福井県剣道連盟役員(令和6年2月24日現在)

会 長 片山外一
副会長 相模利朗
北野左京
栃本正道
河越純二
小堀友廣
専務理事 西川譲
常務理事 堀江範雄
坂本裕一郎
山本英俊
理 事 川野学
岩本卓也
柳原潤一郎
岡田要
上嶋啓芳
松井香里
齊藤佳男
道内由佳里
松永毅
中村英紀
塚田直人
監 事 前田純夫
林茂夫

 

審議会(令和5年5月11日現在)

審議会長 藤岡文男
審議副会長 河合岩暢
審議員 鈴木周一
高森政義
前田祐造
福嶋俊栄
奥井俊雄
小山裕生
紺屋嶋三津男

 

名誉会長・名誉顧問・顧問・相談役・名誉参与・参与(令和5年5月11日現在)

名誉会長 杉本達治
名誉顧問 稲田朋美
山谷えり子
顧 問 土谷靖彦
岩﨑貞夫
丸山潤
相談役 田中一憲
小西清光
岡田盛
仲倉典克
名誉参与 田崎仁一
山本泰弘
西村仁崇
参 与 今冨満彦
荻原昭人
藤田雄治
小泉伊久治
帰山正信
金巻健朗
井上順也

 

評議員(令和5年5月11日現在)

評議員 小辻省一
山田裕樹
高倉浩一
田中隆佳
宮川保則
辻慎二郎
徳本英基
米田幸生
津田尚弘
佐々木浩二
佐藤義行
堤腰一昭
新谷勝利
大畑素夫
猿渡和義
田中秀幸
上山亮二

 

部・委員会等(令和5年5月11日現在)

総務企画運営部

部 長 西川譲
副部長 堀江範雄
委 員 坂本裕一郎
山本英俊
川野学
岩本卓也
道内由佳里
松井香里

医科学アドバイザー

医科学アドバイザー 橋本智哉

 

普及部

部 長 田中秀幸
副部長 相模宏二郎
委 員 小寺みゆき
大味香代子
江戸基紀
山田裕樹
山田聖子
大森豪
山田剛広

 

強化・選考部

スーパーアドバイザー 佐藤成明
髙橋俊昭
神﨑浩
相模利朗
部 長 堀江範雄
副部長 高倉浩一
道内由佳里
委 員 松永毅
岩谷治彦
中村英紀
澤田泰治
塚田直人
新谷勝利
鈴木秀典

 

事業部

部 長 岡田要
副部長 森岡裕一
委 員 徳本英基
伊川勇生
八幡喜己
相模宏二郎
江指恵
松井香里
橋本一美
田中隆佳
内藤洋
高嶋寿美
上山亮二
堤腰一昭

 

審査部

部 長 川野学
副部長 岩本卓也
委 員 北出伊和男
森岡裕一
松井宏文
米納智弥
脇本一誠
鈴木秀典
辻慎二郎
久保田知恵子
和中律英
小谷佳己

 

広報部

部 長 上嶋啓芳
副部長 岩本卓也
中谷実伸
髙嶋寿美
委 員 和田真吾
大平達也
丸谷寛
増田貴彦
渡辺聡子
長谷川翔平
北林直樹
向井俊博
道内由佳里
田中隆佳
脇本洋誠

 

女性部

部 長 松井香里
副部長 安原真紀
委 員 岡田恵子(事務局)
江指恵
和田克枝
楢原陽子
加藤藍子

 

居合道部

部 長 玉村伸治
副部長 松本敏夫
齊藤佳男
委 員 長谷川翔平(事務局)
西出和男
堀内慎一
堀川旨

 

成年委員会

委員長 堀江範雄
副委員長 高倉浩一
道内由佳里
委 員 鈴木秀典
和田真吾
江戸基紀
米納智弥
髙嶋寿美
鹿本裕登

 

高校委員会

委員長 松永毅
副委員長 岩谷治彦
委 員 大辻俊裕(会計)
松井宏文
西川航平
坂本拓弥
林田匡平
奥瀬龍太郎
梅田圭仁
大西ななみ

 

中学委員会

委員長 中村英紀
副委員長 澤田泰治
委 員 若泉愛(会計)
小辻淳二
近藤高士
遠藤永史
奥山登
山本澄人
山田英典
和中律英
三井清喜
加藤藍子

 

少年委員会

委員長 塚田直人
副委員長 新谷勝利
向井俊博
竹原康裕(会計)
委 員 堤腰一昭
石丸陽一朗
平口良一
谷口典子
山下篤史
楢原陽子
稲葉尚嗣
鳥山武俊
舩田久三郎
宮澤昭生
水田敏郎

 

倫理委員会

委員長 西川譲
委員 川野学
上嶋啓芳
松井香里
齊藤佳男

 

福井県剣道連盟 事務局

総括・事務局長 西川譲
事務局次長 堀江範雄
坂本裕一郎
山本英俊
副事務局長 中谷実伸
鈴木秀典
事務局員 川嶋一嘉
辻慎二郎
小西規代
福田浩之
小寺みゆき
大味香代子
鹿本裕登
前田嘉一
事務局職員 岡田惠子

 

■(一財)福井県剣道連盟のあゆみ

記:専務理事 西川 譲

1、福井県剣道連盟創立
昭和27年10月全日本剣道連盟が結成されたのを機に、福井県剣道連盟は昭和28年1月初代理事長(故)岩越正範士九段を中心に創立した。これに合わせて県内8支部が誕生し加盟した。9月には第1回福井県剣道大会を開催する。翌229年には第6回県民体育大会に初参加、その後学校剣道の復活により小中高生等青少年の剣道熱も高まり会員も漸次増加した。

2、第23回国民体育大会競技別総合優勝
昭和33年第13回国民体育大会が富山県で開催されると国体招致の機運が高まり、決定するや強化の態勢を整え、本国体目指して強化策に取り組んだ。その結果、昭和40年第13回全日本剣道選手権大会で勝木豊成選手が第5位入賞、昭和42年第6回全日本女子剣道選手権大会で石本妙子選手が準優勝、第22回国民体育大会では福井商業高等学校が準優勝し、昭和43年第10回全国教職員大会個人戦高大教の部で黒川和行選手が第3位入賞するなど福井国体に向けての強化策の成果が現れた。
迎えた本国体では、競技別総合優勝(教員の部優勝、高校の部第5位入賞、成年3回戦敗退)に輝いた。

3、国体後の剣道熱の高まり
福井国体での快挙により少年剣道熱は高まり、昭和44年全国高校総体個人戦で前田穂積選手(北陸高校)が準優勝、翌45年全国高校総体女子団体で北陸高校が第3位入賞するなどの成績を残した。
昭和51年には第23回全国高等学校総合体育大会(インターハイ)を武生市(現越前市)立体育館で開催した。福井県勢では男子団体の部で鯖江高校男子が第5位入賞と気を吐いた。また、昭和61年第28回全国教職員剣道大会女子個人戦で白越証子選手が第3位入賞した。

4、新県立武道館落成と剣道活性化の拠点
昭和50年代に入り県内少年剣道人口は増加の一途をたどった。その結果、高等学校の試合には最低6試合場がないと開催できない状況となっていた。会場探しの苦労は大変なものであった。昭和41年福井市宝永に完成した福井県立武道館は、剣道場1面、柔道場1面、相撲場1土俵で手狭なことと老朽化もあり、試合場が6面とれる新県立武道館の建設を目指し、新武道館建設に向けて運動をおこなった。この要望を受けて、県は日本一の新県立武道館建設を決定し、平成元年に念願の試合場が6面とれる新武道館が落成した。
落成を記念して、平成元年7月に各都道府県代表50名の剣士が参加して「福井県立武道館落成記念全日本剣道大会」を開催した。本県代表選手の惣次勇選手が優勝、西川譲選手が第3位入賞の栄に輝き、本大会に大きな花を添えた。
県立武道館の完成に伴い、全国大会の開催の機会も増え、県内剣道の拠点として剣道熱が再度高まり全国大会等での活躍も多くなった。

①県立武道館での全国大会開催と成績
・平成4年 第22回全国中学校剣道大会:福井市大東中学校男女が団体第3位入賞
・平成11年 第12回全国健康福祉祭:本県Aチーム優勝、Bチーム準優勝
・平成23年 第53回全国教職員剣道大会:団体初優勝、女子個人山田聖子選手第3位
・平成30年 第73回国民体育大会:競技別天皇杯、皇后杯を獲得

② 県内選手の活躍
・平成6年 第36回全国教職員剣道大会:団体第5位、個人小学校の部道内博道選手準優勝。第24回全国中学校剣道大会:男子団体 大東中学校第5位、女子団体今庄中学校第5位入賞
・平成8年 第35回全日本女子剣道選手権大会 高嶋寿美選手第5位入賞
・平成10年 第37回全日本女子剣道選手権大会 高嶋寿美選手第5位入賞
・平成9年 第10回世界剣道選手権大会 高嶋寿美選手女子国際選抜試合(2段以下の部)優勝
・平成10年 第51回国民体育大会 成年男子第5位入賞

5、普及広報活動
①福井県「剣道だより」の創刊
昭和57年当時の山田則雄理事長の発案で、機関誌「剣道だより」を創刊し、年2回発行した。谷口正儀氏は長年にわたって編集責任者として発行に携わった。平成19年に広報活動の活性化を図るために、広報委員会を創設して「剣道だより」を年4回の発行とした。また、土谷靖彦会長の発案で県剣道連盟ホームページを開設した。さらに、令和4年にはホームページのリニューアルを行い内容の一新を図った。
②世界一剣道教室の開催
県剣道連盟では、世界剣道選手権大会優勝者を招聘して「世界一剣道教室」を開催し剣道普及と二巡目福井国体への強化図った。
・講師招聘者
平成19年度 栄花直輝氏(北海道警察)
平成20年度 村山千夏氏(埼玉県警察)
平成21年度 寺本将司氏(大阪府警察)
平成22年度 小林知洋氏(東大剣道部監督)
平成23年度 高鍋進氏(神奈川県警察)
平成25年度 高鍋進氏(神奈川県警察)
平成26年度 佐藤成明氏(筑波大学名誉教授)、川上有光氏(国士館大学教授)
③ 少年への普及活動
平成8年度に少年剣道の普及・振興に取り組む組織体制を構築し、少年剣道の活性化を図るために、少年剣道委員会を創設した。少年剣道人口の増加や強化に大きな力となっている。
④女性員会の創設
これまで男性主導で運営してきた剣道連盟の運営等に女性を登用し、女性の声を連盟の発展に生かすため、平成20年度に女性委員会を創設し、連盟運営や女性会員の稽古会等の充実が図られた。

6、一般財団法人設立
平成18年山田則雄会長の提案により二巡目福井国体の成功を期して、「長期構想策定委員会(市橋和廣委員長)」設置して、長期構想を策定した。
平成18年会長に就任した土谷靖彦会長は、県剣道連盟の法人化に強い意欲を示し、「法人化検討委員会(柳澤峰生委員長)」を設置した。平成23年度に土谷会長の後を受けて就任した岩﨑貞夫会長は、県剣道連盟の法人化に一層積極的に取り組み、その指導の下で平成24年に一般財団法人福井県剣道連盟として新たなスタートを切ることが出来た。
財団法人設立に併せて組織の改編も実施し、執行部の下に総務企画部、強化選考部(部内に成年委員会、高校委員会、中学委員会、少年委員会)、事業部、審査部、広報部、女性部、居合道部を設置し、組織の活性化と事業運営の円滑化を図った。

7、第73回国民体育大会に開催に向けて
二巡目福井国体の平成30年度開催決定を受け、土谷靖彦元会長、岩﨑貞夫前会長、片山外一会長の歴代3名の会長のご指導、ご支援のもとで、河越純二専務理事の総指揮により、運営準備、選手強化を行った。
①運営について
運営については、平成23年度に全国教職員剣道大会を開催した実績のある県学校剣道連盟を主体として準備を進めた。岡田要氏が実行委員会事務局長となり、県剣道連盟が一体となって運営全般にわたり心血を注ぎ、見事な大会運営を果たした。
②強化について
強化については、県スーパーアドバイザー佐藤成明氏(筑波大学名誉教授)、髙橋俊昭氏(全剣連強化部長)、神崎浩氏(大阪体育大学教授)のご指導の下で、相模利朗氏(県剣道連盟副会長)を中心に強化指導陣、強化候補選手が一丸となって強化に努めた。
少年の強化は、強化した少年選手層が国体開催後に長く県剣道界のあらゆる場面で主体となって活躍して貰うために、県内選手の育成を主眼として強化を進めた。平成30年に高校3年生となる子どもをターゲットとして小学校入学と同時に少年委員会が中心となって選手の発掘と強化を開始した。毎月1回の強化稽古会の開催、県ジュニア育成強化大会や強化錬成会の創設を通してまず小学生のレベルアップを図った。そして、中学校から高等学校へと一貫した強化を実施し強化を図った。本大会では岩谷治彦監督率いる少年女子が初優勝、高倉浩一監督率いる少年男子が第3位入賞という輝かしい結果を残した
成年の強化は、強化選考部成年委員会を中心に進められた。
平成21年の新潟国体で成年女子が第5位に初入賞し、広島国体以来の入賞を果たし強化に弾みをつけた。平成24年の岐阜国体では成年女子が第4位入賞を果たし、強化の成果が現れ出したが、その後、強化の結果がなかなか現れず苦しい時期が続いた。平成28年に林田匡平選手(筑波大学卒)、平成30年に大西ななみ選手(筑波大学卒)が教員としてチームに加わりチーム力の向上を図ることが出来た。結果、平成28年に林田匡平選手は第58回全国教職員剣道大会個人高大教の部で準優勝した。平成29年には、林田匡平選手は、第65回全日本選手権大会で第3位入賞、第59回全国教職員剣道大会個人高大教の部で優勝。第30回全国健康福祉祭秋田大会剣道大会では本県チームが第3位入賞、第16回宮本武蔵顕彰「お通杯」で本県Aチームが第3位入賞を遂げ、国体への機運を盛り上げた。しかし、平成29年愛媛国体で男女ともに惨敗した。このことの反省から、後期には強化稽古を週3回に増やすとともに、全国の強豪県への遠征を実施し、国体優勝を目指して稽古に励んだ。
平成30年8月第60回全国教職員剣道大会個人高大教の部で林田匡平選手が2連覇、大西ななみ選手が同大会女子個人の部で第3位入賞を果たし、9月には第57回全日本女子剣道選手権大会で大西ななみ選手が第3位入賞し、国体を迎えた。
剣道連盟が一丸となって取り組んだ強化が実り、本国体では成年女子が初優勝、成年男子が第3位初入賞をし、少年男女の成績と併せて競技別天皇杯と皇后杯を獲得した。

8、福井国体のレガシー
国体終了後、本県の剣道の競技力は確実に上がっている。令和元年度には、大西ななみ選手が第61回全国教職員剣道大会女子個人で優勝、第58回全日本女子剣道選手権大会で第5位入賞、令和3年3月に第68回全日本選手権大会で林田匡平選手が2回目の第3位入賞、第59回全日本女子選手権大会で大西ななみ選手が第5位入賞、敦賀高等学校女子が第30回全国高等学校選抜剣道大会女子団体第5位入賞、第69回全日本選手権大会で林田匡平選手が準優勝、第55回全国道場少年剣道大会小学生の部で福井養正館Aが準優勝するなど活躍が続いている。
また、国体後も成年男女、少年男女の強化指定選手を指名し強化に取り組んでいる。その際国体でご指導いただいた佐藤成明先生、髙橋俊昭先生、神﨑浩先生に、引き続きアドバイザーをお願いし、全国大会入賞に向けて強化指定選手の県外遠征や強化稽古を熱心に指導して頂いている。成年男女は、週1回の強化稽古を積み重ね、国体入賞に向けて実力の向上を図るとともに、士気を高めている。少年男女も高校委員会委員の指導の下で、強化に励んでいる。
令和5年度には、第21回 全日本選抜剣道八段優勝大会で堀江範雄選手が過去にこの大会で優勝した選手に勝利し、第5位入賞を果たした。また、第53回全国中学校剣道大会男子団体では、松陵中学校が第3位入賞を果たした。更に第44回北信越国体では、成年女子と少年男子が1位となり、成年男子と併せて3種別で鹿児島特別国体への出場を果たした。

9、少年・女性人口拡大に向けて普及部の創設
福井国体優勝で、県民の剣道に対する理解と関心が高まった。この機会を捉えて片山外一会長は「福井国体で選手強化と強化方策は出来上がった。今後、強化だけでなく少年と女性への普及活動を活発化して、少年剣道人口と女性剣道人口の拡大ならびに連盟の活動の活性化を図って行きたい」と提言を出された。これを受けて令和2年度に普及部を創設した。普及部では、体験教室を始め様々な普及・広報活動の取り組みを開始した。

10、歴代会長
昭和28年~昭和31年  高波 武右衛門
昭和32年~昭和34年  三谷 進
昭和35年~昭和40年  今沢 東
昭和41年~昭和45年  山本 仙太郎
昭和45年~昭和50年  藤田 幸雄
昭和50年~昭和56年  藤井 精治
昭和56年~昭和58年  江守 幹男
昭和59年~平成11年  藤澤 正清
平成12年~平成13年  小堀 源治郎
平成14年        三上 利明
平成15年~平成17年  山田 則雄
平成18年~平成22年  土谷 靖彦
平成23年~平成27年  岩﨑 貞夫
平成28年~現在    片山 外一

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