私は剣道が大好きです。 小学校1年生から剣道を始め、小、中、高と23歳になる今まで剣道を続けてきました。
小学生の時は金津剣道教室に通っていました。しっかりとした基本を学び、1本を取ることができる楽しさを知りました。時には剣道が嫌で、よく母に手を引っ張られ、泣きながら稽古に行ったこともよく憶えています(笑)。そんな時期もありましたが、当時の私は年の上下関係なく、仲間やライバル、先生など、誰かに負けるということが嫌いで、負ける度にたくさん泣いて必死に稽古をしていました。
中学は三国中学校に進み、チームで切磋琢磨しながら勝ち進む団体戦の楽しみを知りました。 女子の同級生がおらず寂しかったですが、先輩や後輩に恵まれ毎日楽しく稽古していました。部活の後には三国剣道連盟の稽古にも参加し、愉快な先生方と楽しく稽古したのが印象的です。
高校は丸岡高校に進学し、きつく厳しい稽古を頑張りました。県外遠征にたくさん行かせていただいたこと、いろいろな学校の人たちと繋がりを持てたこと、試合をするのが大変楽しかったことが思い出に残っています。試合ではあまり良い結果を残すことはできず悔しい思いをしましたが、辛い稽古を頑張ってきたことはすごく自信になりました。
高校を卒業してからは、三国剣道連盟に加入し一般での稽古や三国剣道教室の子供達と一緒に楽しく剣道を続けています。高校までは勝つことに重きを置いていましたが、一般の稽古会に参加してからは基本に忠実な剣道を意識して取り組むようになりました。段位を取得することも目的の一つではあるのですが、それ以上に自分が考える理想の剣道に近づけていく楽しみ方を知ったことが大きかったです。
四段審査に合格できた時には、試合に勝った時とはまた違い、自分の目指す剣道を評価されたという充実感を得ることができ、剣道が一番楽しく、大好きだなと思えた瞬間でした。今までお世話になった先生方や三国剣道連盟の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。今は五段取得に向けて、仕事とプライベートを充実させ自分のペースで稽古を頑張っています。
少子化やコロナウイルスの影響もあり、剣道人口は減少しつつあります。その中で私はこの大好きな剣道の楽しさや素晴らしさを多くの人に伝えていきたいと思っています。「生涯剣道」と言われているように、剣道にはそれぞれの年代で違う楽しみ方があり、幅広い方々と関われることが最大の魅力だと感じています。この先起こる私の人生の中で竹刀を握れない時期が来るかもしれませんが、いくつになっても楽しむことができるのも剣道の魅力なので、生涯、剣道を続けていきたいと思っています!
↑三国剣道教室の合宿にて