福井三方道場（旧剣誠館）
指導者 吉村 勝三
剣誠館は平成30年に道場連盟への入会を機に、剣誠館スポーツ少年団と気山剣道スポーツ少年団がひとつの団体として大会に参加するために出来た道場です。
当時、若狭町には６つの剣道スポーツ少年団があり、それぞれが週１回の稽古しか行っていませんでした。「もっと稽古がしたい」「もっと大会に出場したい」という子ども達の要望と、小学生のうちに他のスポ少の子ども達と友達になって中学校でも一緒に剣道を続けて欲しいという指導者の願いから、道場連盟への入会を決めました。現在では、向笠剣道スポーツ少年団と西部剣道スポーツ少年団から数名の希望者が加わり、小学生15名と中学生14名が一緒に稽古に励んでいます。
稽古のほとんどは剣道の基礎作りと基本作りに時間をかけています。正しい足捌きが出来なければ正しい打ちが出来ないと考え、素振りと足捌きだけで30分以上。そして正しい構えから正しい打ちを身体が覚え込むまで繰り返し行っていますので、稽古が面打ちだけで終わることも多々あります。子ども達にとってはつまらない稽古かもしれませんが、今は基本打ちが確実に出来ることを目標に指導しています。
一昔前、若狭町には７つの剣道スポーツ少年団がありました。剣道が盛んな町として、１つの学校に１つの剣道スポ少がありました。しかし近年の少子化と多くのスポーツ競技により選択肢が増えたことで、若狭町でも令和６年度は４つの剣道スポ少しか活動が出来ない状況になりました。そのため若狭町では令和６年度より剣道スポ少を合併し新たな剣道スポーツ少年団となることに決まりました。その名称が「福井三方道場」です。剣誠館という道場名も併せて「福井三方道場」に変更することになりました。名称については子ども達から募集をし、投票して決定しました。これからも皆様にはお世話になることが多々あると思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
