私は、父が剣道をしていたことから小学校3年生の時に剣道を始めました。大会ではいつも負けてばかりで、それが悔しくてスポーツ少年団とは別に越前市の武道館にも通いました。そこでは、普段剣を交えることのできない先生方と稽古をすることができました。
中学生の時には、顧問の和田先生と一緒に全国大会に行くという目標を掲げ、毎日の部活に取り組みました。中学1年生の夏休みには、学校の駅伝にも参加し、部活後には毎日約10キロ走っていました。その当時は駅伝に向けての長距離の練習がきつく、今の自分は何を目指して頑張っているのかわかりませんでした。でも今思えば、それが剣道に必要な持久力にもつながっていたなと感じています。3年生の夏の県大会では、個人戦で優勝することができ、和田先生と全国に行くという目標を達成することができました。
高校生の時には、「県内で一番の学校で剣道をしたい」という思いから敦賀高校に入学しました。そして、全国制覇という目標に向かって日々の稽古に取り組みました。コロナ前は、毎週土・日に県外遠征に行き、強い選手とたくさん試合をさせてもらいました。なかなか勝つことができず、自分の弱さを改めて感じることができました。ここから頑張ろうと思った矢先にコロナが流行り、様々な大会が中止になってしまいました。また、思うように稽古もできなくなり不安な毎日が続きました。コロナが少し収まり、2年生の3月に1年ぶりに全国選抜大会が開催されました。参加できなかった先輩方の思いも背負い、試合に挑みました。結果はベスト8という、今までで一番良い結果を残すことができました。しかし、私たちの目標は全国制覇。この目標を達成するために、また厳しい稽古が始まりました。最後のインターハイでは団体戦と個人戦に出場することができましたが、目標を達成することができずに終わってしまいました。悔しい思いも残りましたが、とても充実した毎日を過ごすことができ、一生忘れられない学校生活になりました。
今は大学生になって全日本学生大会で結果を残すことを目標に、稽古に取り組んでいます。これからも努力することを忘れず頑張っていきます。