福井県剣道連盟は2024年10月6日(日)、福井県立武道館で「令和6年度剣道昇段審査研修会(四段以上)」を開催しました。全体を相模利朗先生が見守られる中、受講生への指導を堀江範雄先生、川野学先生、岩本卓也先生の3名が務め、各地区剣連から七段6名、六段3名、五段2名、四段1名の合計12名が受講、それぞれ上の段位を受審するという設定で受審段位ごとに模擬審査を行いました。
模擬審査では1組終えるごとに3名の先生方から一人ずつ良かった点、気になった点、改善点などの合格ポイントの指導を行いました。
3名の講師が共通して指導されたポイントとして、所作礼法、着装を整えること、気勢を充実させること、攻めて機会と感じたら打ち切ること、などが挙げられていました。
最後に全員で互角稽古を行い講習会を終了しました。
■寸評 講師 教士八段 岩本 卓也
無くて七癖という言葉があります。自分では癖がないと思っていても、上の先生が観察すると七つぐらいの癖はすぐに見つけられるという意味です。剣道が上達してくると自分のカラーが出てきますが、先生が注意しないところは個性、先生が注意するところは癖、特に厳しく注意するところは悪癖と真摯に受け止め、当講習会を自分の剣道を見つめ直し、ステップアップするためのきっかけにして頂けましたら幸いです。