県剣連 令和7年度 第1回剣道段位審査会 合格者
2025年5月11日(日) 福井県立武道館
【初段】 49名
中村将希 粟野中学校
片岡優和 鯖江中学校
宮腰汰來 丸岡中学校
藤井彰仁 武生第二中学校
熊谷圭悟 金津中学校
半田琉愛 春江中学校
井上善太 藤島中学校
佐藤太一 武生第二中学校
木戸屋仁 福井大学附属中学校
角海陽仁 三国中学校
本村亮裕 明倫中学校
斉藤蒼昊 成和中学校
奥浜駿 三国中学校
澤崎隼太 南越前中学校
大塚泰也 丸岡南中学校
大坂莉己 藤島中学校
刀根昊也 松陵中学校
酒井淳武 森田中学校
岡本蓮佑 南越前中学校
張田哲嗣 立気比中学校
加藤祐輔 南越前中学校
林泰樹 大東中学校
山田蒼太 南越前中学校
高木架瑠 丸岡南中学校
園藍人 鯖江中学校
村瀬葵衣 明道中学校
堀百花 三国中学校
岩谷明依 松陵中学校
岑吉愛莉 森田中学校
大野悠愛 三方中学校
末永智恵 藤島中学校
加賀梢恵 明倫中学校
富山千依莉 藤島中学校
矢部あおい 春江中学校
岩田和華 金津中学校
大谷菫花 春江中学校
廣畑李花 明倫中学校
坪川和愛 明倫中学校
内田瑠璃 南越中学校
永森彩智 大東中学校
久保海奈 朝日中学校
清水結月 朝日中学校
奈須田結月 坂井中学校
吉田真桜 中央中学校
角井里咲 松岡中学校
雨山夏希 明倫中学校
吉田夢奈 松岡中学校
柴原ひまり 気比中学校
板垣姫來 中央中学校
【弐段】 25名
畑祐太郎 中央中学校
中川朋洋 粟野中学校
岸本朔也 武生第二中学校
朝倉誠 成和中学校
髙橋空杜 松岡中学校
坪田柊 春江中学校
三田村汰門 南越中学校
櫻木凛清 大東中学校
華立俊太 金津中学校
土橋斗羽 芦原中学校
前川滉明 丸岡高校
髙橋玲爾 啓新高校
志田心希 坂井中学校
杉本愛華 丸岡中学校
川端沙歩 粟野中学校
新渡戸紬 丸岡中学校
田中和乃香 高志中学校
竹中理咲子 春江中学校
前川明梨 明倫中学校
前川侑香 春江中学校
花園美優 武生第一中学校
山口紗依 北陸高校
齋藤詩乃 北陸高校
櫻川晴乃 北陸高校
本田夏子 会社員
【参段】 7名
荒井翼 北陸高校
岡井新之介 丸岡高校
山本紀仁 丸岡高校
米納大稀 福井工業大学
内藤萌日 武生高校
平田はな 啓新高校
石橋沙希 会社員
【四段】 9名
藤井大暉 東京理科大学
表洸平 福井県立大学
小林汰誠 龍谷大学
奥田大也 福井工業大学
辻﨑実希 会社員
岩崎健太郎 自営業
松橋弘明 会社員
井上恭男 自営業
松田智樹 警察官
【五段】 無し
【段位審査会講評】
審査委員長 教士八段 岩本 卓也
2025年5月11日(日)、福井県立武道館にて、本年度第1回剣道段位審査会が開催されました。合格されました皆様方には心からお祝い申し上げます。また惜しくも不合格となられました方につきましては、ご自分の審査内容を振りかえり、課題を特定したうえで稽古を積まれ、次回の審査では合格できるようにしっかりと備え頂きたく思います。
はじめに審査会のデータをご覧ください。
初段 受験者数:51 合格者数:49 合格率:96%
弐段 受験者数:26 合格者数:25 合格率:96%
参段 受験者数:9 合格者数:7 合格率:78%
四段 受験者数:12 合格者数:9 合格率:75%
五段 受験者数:1 合格者数:0 合格率:0%
合計 受験者数:99 合格者数:90 合格率:91%
これまでの審査会の合格率はだいたい85%前後で推移してきましたが、今回の合格率91%と大変高い数値となりました。要因として参段、四段の合格率が高かったことが挙げられるかと思います。実技内容も合格率に相応しいレベルの高いものでした。その中身を見てみますと、合格率をあげた20~40代の勢いある若手剣士に対して、50代以降の年配剣士がやや押されている傾向が見受けられました。スピードやパワーのある若手剣士に対して、理に適った打突や体さばきなど体力的な弱点をどのように補っていくのか、年配剣士の皆さま方には今一度、剣の理法を紐解き、自らの稽古を振りかえられることをお願いしたいと思います。特に理合につきましては、攻防の技として年齢なりに、性別なりに、練度を上げていくことが可能な分野ですので、生涯剣道につなげていくためにも理合を意識した稽古を積み重ねて頂くことをお勧めします。
日本剣道形の審査におきましては、四段で1名の不合格者が出ました。
では合格した他の受審者は完璧に出来ていたのか?といいますと、小さな所作の間違いが結構見受けられました。日本剣道形を日頃の稽古に取り入れられている方は少ないでしょうし、ほとんどの方が一夜漬け的に覚えて審査を受けているのではないでしょうか。それも仕方ないことだとは思いますが、なぜ日本剣道形が審査の科目になっているのか、昇段を目指すこの機会に考えてみてほしいと思います。
よく竹刀剣道と日本剣道形は車の両輪にたとえられます。竹刀剣道は本当に打つので真剣味は出ますが、ともするとスピードと力の叩き合いに陥りがちです。一方、日本剣道形は剣道の理合は学べますが、寸止めですので真剣味に欠け形骸化する欠点があると言われています。
日本剣道形で学んだ理合を竹刀剣道に活かすことで、生涯剣道に通じる理合の剣道を目指せるのだと思います。この機会に日本剣道形にも関心を持ち、日々の稽古に取り入れて頂けましたら幸いです。