県剣連 令和7年度 第3回剣道段位審査会 合格者
2025年11月23日(日) 福井県立武道館
【初段】 48名
朝倉康太 成和中学校
吉田空哉 進明中学校
向井健 春江中学校
吉田悠真 朝日中学校
長谷川大誠 三方中学校
篠﨑翼 芦原中学校
吉田幸彌 足羽第一中学校
道下仁貴 永平寺中学校
坪川穹太 大東中学校
内田幸希 三国中学校
山田空渡 明倫中学校
高村遊蓮 足羽第一中学校
橋詰樹人 足羽第一中学校
濵田隆基 成和中学校
稲木悠真 芦原中学校
坪川零桜 明倫中学校
金牧征太郎 足羽第一中学校
石谷奏翔 三国中学校
平馬海季 至民中学校
橋本雄大 公務員
和夛田崇宏 会社員
小村愛 金津中学校
柳川栞渚 高志中学校
山田愛莉 武生第二中学校
髙田優月 鯖江中学校
泉祐里 足羽中学校
山﨑梨心 芦原中学校
石田羽美 松岡中学校
淺野まどか 鯖江中学校
長岡千采 松岡中学校
真柄晏葵 鯖江中学校
前田ひびき 芦原中学校
牧田潤美 松岡中学校
齊藤優理 芦原中学校
溜北莉久 足羽第一中学校
和久井佑奈 鯖江中学校
西野成美 鯖江中学校
坪川茉央 松岡中学校
辻成海 足羽第一中学校
塩見麻友 成和中学校
吉田夢叶 鯖江中学校
小林羽奈 芦原中学校
松下夕梨 藤島中学校
山田萌七 至民中学校
井上茉依 芦原中学校
三崎里衣紗 森田中学校
山口あこ 松岡中学校
宮本香緒里 看護師
【弐段】 23名
三田村幸志郎 南越前中学校
寺川凱都 立気比中学校
沢嵜結斗 南越前中学校
野﨑琉生 南越前中学校
渡邉蓮城 春江中学校
佐々木海緒 南越前中学校
田中陽登 鯖江中学校
田中颯馬 武生第一中学校
小林禅 啓新高校
増田樹人 敦賀高校
梅田天芯右 啓新高校
芦田結葉 三方中学校
脇本想 春江中学校
瀨尾彩乃 三方中学校
寺木千善 坂井中学校
濵野夕鈴 鯖江中学校
八木姫愛 金津中学校
荒川英凜 大東中学校
今村智穂 福井大学附属義務教育学校
小林史乃 森田中学校
永田向日葵 啓新高校
松井優杏 藤島高校
福渡希保 会社員
【参段】 14名
荒木煌雅 敦賀高校
和田賢幸 藤島等校
小角瞳弥 啓新高校
出口慧 敦賀高校
杉岡瑛樹 敦賀高校
常田和太郎 敦賀高校
窪田圭佑 敦賀高校
吉水太悠 福井工業大学
大島遥斗 教員
白﨑菜々美 啓新高校
狩川怜那 敦賀高校
川端麻奏 美方高校
小堀心々音 敦賀高校
谷口美佳 福井工業大学
【四段】 6名
宮嶋凜太 国士館大学
前田侑輝 国士舘大学
藤塚辰弥 教員
前川早百合 警察官
丸山志織 看護師
刀祢敬則 公務員
【五段】 1名
稲葉尚嗣 自営業
【剣道段位審査会講評】
審査委員長 教士八段 堀江 範雄
今年度3回目の県内段位審査会が県立武道館で開催されました。今回合格されました皆様には心からお祝い申し上げます。連盟代表で西川専務理事から「この審査会は落とす審査ではない。全員が合格できる審査会です。ですから思い切りやって頂きたい」との挨拶があり、審査員長の私からは、午前中の初段、弐段の受審者には「剣道着、袴及び剣道具を正しく着装しているか、そして大きい声で打ちこんでください」と指示し、午後の参段、四段、五段受審者には、「着装、特に面紐の長さ(結んだら残り40c㎝)と、一足一刀の間合いを意識する。決定的な事は相手に打っても打たれない」が合格の着眼点(基準)であることを述べさせて頂きました。
初段の切り替えしですが、簡単に要領を申しますと「一足一刀の間合いからは肩を使って大きく振りかぶって面を打ち、中段に戻ることなく頭上で直ちに手を返して左右面を送り足で打つ。打ち終わったら中段に戻り、再度一足一刀の間合いから最初と同じ要領で切り返しを行う」これをしっかり習得してください。また、「気剣体の一致の、特に剣体一致」が大切で、打突と踏み込みが一致(メンを打ったと同時に右足が床を踏み込む)すれば合格です。
参段以上は一足一刀間合から打突して有効打突があるか?打突しても打たれないこと。試合と同じです。打たれてはいけないのです。これは間合いに入ったら直ぐ打突するし、メンを打ったら次はドウと打つ機械的な繰り返しでは全く理合いがありません。これではいくら打突しても合格は厳しいです。勝負をする気持ちで、間合いに入ったら我慢して、技を出すのであれば慎重にかつ大胆に思い切り捨てきった技を出すことが大切であります。
実力は十分あるのにそれが審査に表れてこない。一本の有効打突が無い。それは日頃の稽古の中で一生懸命やっていても緊張感がない稽古になっているからだと思います。審査でいかに実力を発揮することができるか?もう一度、緊張感のある稽古を重ねてください。また、審査の前には面紐の長さを確認してください。面紐の長い人ははさみで切ってから行うように連絡したにも関わらず審査に臨む方がいました。結局不合格になるのです。もっと審査に対して真剣に取り組んで頂きたいと思います。
日本剣道形については、厳密に言えば気迫ある刀法の演武からはほど遠く、な璧に合格者は少ないと思いました。息を継ぐことも忘れるくらい一心不乱に仕太刀が打太刀に切り込んでいるか?正しく木刀を握り、どの部位をどの様に打突するもか、そしてその部位に寸止めできるか?が大切です。その点では弐段合格者が良かったと思います。
最後に、自分が修行してきた結果を審査で試す。そして振り返る。合格しても、不合格になっても、更に基本に戻り精進して頂きたいと思います。自身が喜ぶ感動を掴み取ってください。
