テーマは「剣道を通じた交流と継承」
鯖江市剣道連盟は2025年6月22日(日)、鯖江市中央中学校武道館で「鯖江市東西対抗剣道大会」を開催しました。この催しは、18歳から74歳までの市内剣士18名が“東軍”と“西軍”に分かれ、世代を超えて剣を交える、年に一度の恒例行事です。競技大会とは一線を画し、「剣道を通じた交流と継承」をテーマに掲げた本イベントは、今年で3回を迎えました。
試合では、若手選手の果敢な一本狙い、中堅剣士の安定した攻防、そしてベテラン剣士の円熟味あふれる気迫と構えが織り交ざり、見応えある立ち会いが展開されました。終了後には小学生を交えて回り稽古も行われ、熱気に包まれた道場には世代を超えた真剣勝負と笑顔が交差しました。
大会後は、焼き肉店で懇親会を実施。剣道談義に花が咲き、日頃なかなか顔を合わせない他地区の剣士たちとの交流が深まるひとときとなりました。
「勝ち負けを超えて、剣道を志す者同士が集い、学び合う機会を大切にしたい」という思いから始まった東西対抗戦は、地域に根ざした剣道文化の育成にも寄与する貴重な場として、今後も継続していく予定です。