福井工業高等専門学校
福井工業高等専門学校 剣道部 顧問 中谷 実伸
本校剣道部は昭和42年4月に同好会として会員5名で発足し、同年5月には班(現在の「部」)に昇格しました。今年で58年目を迎えます。
剣道部発足当時は石黒内匠先生にご指導をいただき、その後も内藤嘉昭先生や今冨満彦先生にご指導をいただきました。現在は瀧口正之先生にご指導をいただいております。ありがたいことに、大変素晴らしい先生方にご縁をいただき、ご指導いただいている部です。
高等専門学校(高専)はあまり馴染みがない、という方もいらっしゃるかと思いますが、5年制の高等教育機関で、本校では1000名余りの「学生」が学んでいます。学生は実験や課題に忙しく、「今日は製図を完成させないといけないので部活を休みます」というような連絡がたびたびあります。普通の高校と比べても、十分な稽古時間が取れるというわけではないと思います。しかし、限られた時間の中で、気持ちを込め、集中し、稽古の目的を確認し、基本を大切にして、皆で声を掛け合いながら日々の稽古に努めています。
3年生までは高校の大会に出場をさせていただいています。なかなか上位校に食い込むことはできませんが、学生達は必死に立ち向かっています。
また、全国の高専生だけが集まる大会もあります。今年の7月6日・7日に越前市武道館で開催された北陸地区高専体育大会剣道競技では、男子団体と男子個人で優勝を果たし、9月に旭川で開催される全国高専体育大会に駒を進めることができました。これも日頃からご指導をいただいている瀧口先生や、大会直前に稽古をつけてくださった各校の皆さん、そしてご支援いただいている保護者の皆様のおかげです。
これからも、感謝の心を忘れず、全員で力を合わせて稽古に励みたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。