敦賀市剣道連盟は10月1日(日)、敦賀市中郷体育館で「敦賀市剣道連盟創立70周年記念 第104回敦賀市民剣道大会(敦賀市民スポーツ祭オープン競技)」を開催しました。小学生、中学生、高校生、一般合わせて約150人が参加。小学生初心者の演武にはじまり、級位別個人戦や団体、学校別の団体戦と、小学生、中学生、高校生、一般でチームを組む地区対抗戦も行われ、市民大会ならではの和やかな大会となりました。
開会に先立ち今夏の全中大会で3位に入賞した松陵中学校の生徒全員に表彰状が贈られ、また本年度の(一財)福井県剣道連盟功労賞を受賞された堤腰一昭さんへ伝達授賞、今月の鹿児島国体に出場する小辻淳二さん、松井宏文さん、大西ななみさんと、ねんりんピック愛媛大会に出場する奥井俊雄会長、上嶋啓芳副会長に激励金贈呈も行われました。
また創立70周年を記念して作成した「面手拭い(揮毫文字は智 仁 勇)」を、参加者全員に贈呈しました。 試合結果は次の通りです。(優勝のみ記載)
【個人戦】
▼小学生7.8.9級の部
優勝 大野奨悟(粟野剣道教室)
▼同3〜6級の部
優勝 園田愛心(敦賀市剣道スポーツ少年団)
▼同1.2級の部
優勝 元井汰希(福井養正館)
▼中学生男子1級以上の部
優勝 元井颯汰(松陵中学校)
▼同2級以下の部
優勝 尾川一之進(粟野中学校)
▼中学生女子の部
優勝 川端沙歩(粟野中学校)
▼高校男子の部
優勝 小不動湧大(敦賀気比高校)
▼高校女子の部
優勝 窪田咲月(敦賀高校)
【団体戦】
▼小学生
優勝 福井養正館
▼中学生男子
優勝 松陵中学校A
▼中学生女子
優勝 松陵中学校
▼地区対抗
優勝 粟野地区
▲提敦賀市副市長よりお祝いのご挨拶
▲全中大会3位入賞の松陵中学校へ表彰状授賞(代表 常田和太郎主将)
▲県剣連功労賞を受賞された提腰一昭さん
▲鹿児島国体へ出場する小辻淳二選手、松井宏文選手、大西ななみ選手に激励金贈呈
▲ねんりんピック愛媛大会へ出場する奥井俊雄会長、上嶋啓芳副会長に激励金贈呈
▲70周年記念面手拭いの贈呈
▲粟野剣道教室 清水稜選手、藤本佐奈選手による選手宣誓
▲小学生初心者の演武
▲小学生初心者の演武出場者
▲日本剣道形の演武(打太刀 上嶋啓芳教士七段、仕太刀 松永隆司錬士六段)
▲地区対抗戦 優勝の粟野地区
敦賀市剣道連盟は昭和28年に「剣道の奨励・発展と会員の健全なる心身の滋養・親睦と融和を図ること」を目的に創設され、本年度創立70周年を迎えました。これも多くの先達をはじめ連盟会員、保護者の方々のご支援ご指導によるものと心からお礼申し上げます。
当連盟の活動は毎年活発に行っており、少年や中学校・高等学校、一般に至るまで、おかげさまで県内でも有数の強豪地区となっております。最近では松陵中学校剣道部男子が、8月に行われました全国中学校剣道大会において見事3位に入賞するという快挙を成し遂げました。また全国大会への県代表選手に多数選出されるなどの実績もあげております。
そのような中、当連盟は創立70周年の記念事業として下記のことを進めております。
1、敦賀市武道館剣道場壁面への小・中・高校生の名札掲示(昨年度前倒し実施)
2、敦賀市武道館に大型送風機3台を設置(昨年度前倒し実施)
3、10月1日開催の「敦賀市民剣道大会」を「創立70周年記念」大会とする
4、11月23日開催の「敦賀市長旗争奪少年剣道錬成大会」を「創立70周年記念」大会とする
5、70周年記念品として面手手拭いを作成。染めてある揮毫文字の「智仁勇」は神谷保男名誉会長が選定され、気比中学校教諭の黒川淳先生が揮毫
6、創立60年から70年の10年間の記録誌を作成
7、当連盟オリジナルポロシャツを作成し販売
8、著名剣道選手を招聘し、「剣道世界一教室」を開催予定
【揮毫文字の「智 仁 勇」とは・・・】
何が正しいかを識る意の「智」、相手を理解する、相手の立場になってものが考えられる慈愛の心を「仁」、そして勇気をふるって打ち込む「勇」、この智・仁・勇が渾然一体となったものが剣の道である(※孔子の『論語』より)、という剣道の修行を意味しています。