県剣連 令和5年度 第4回剣道段位審査会 合格者
2024年2月11日(日・祝) 福井県立武道館
【初段】 26名
鳥居睦生 三方中1年
髙橋空杜 松岡中1年
安達丈留 明倫中1年
奥出大雅 高志中1年
寺前秀朔 明倫中1年
土橋斗羽 芦原中1年
竹内智弥 明倫中1年
田島零士 朝日中2年
宮﨑龍成 芦原中2年
笹原恒生 芦原中2年
朝倉陸 福井高専1年
縄間太智 松陵中1年
宮田小都乃 足羽第一中1年
小林美仁 森田中1年
田中和乃香 高志中1年
小林芽仁 森田中1年
小村歩 金津中1年
田中花乙 森田中2年
西本夢叶 森田中2年
伊藤日和 芦原中2年
濵野玲良 松陵中2年
東出実依 芦原中2年
横山りさ 松陵中2年
古市颯希 森田中2年
石山雫 中央中3年
橋詰夏実 公務員
【弐段】 15名
中村快 三国中2年
細田 希 足羽第一中2年
日高宗一郎 三国中2年
山本優心 松陵中2年
松井光平 森田中2年
濵野晃大 鯖江中2年
伊東大貴 丸岡南中2年
脇本煌己 三国中3年
田中優心 敦賀気比高1年
竹下亮 病院技士
藤井心翠 中央中2年
中村葵 中央中2年
守彩花 中央中2年
澤美咲 美方高1年
土屋美貴 会社役員
【参段】 4名
寺川大城 敦賀高2年
小不動湧大 敦賀気比高2年
山川陽太朗 敦賀高2年
林志穂 啓新高3年
【四段】 2名
大和泰雅 鹿屋体大2年
日出嶋浩士 会社員
【五段】 3名
佐々木尚紀 刑務官
藤井智宏 自営業
山口陽子 大学職員
剣道段位審査会講評
審査委員長 堀江 範雄
今年度最後の段位審査会となりました。午前中は初段弐弐段、午後から参段から五段の審査を実施しましたが、受審者が約70人と例年比べると少なく、審査も一つの会場で実施されました。審査に入る前に河越審議委員長から「日頃の稽古していること発揮して頂きたい。決して落とす審査ではありませんから頑張って下さい」と挨拶があり、私からは審査上の着眼点として、初段、弐段受審者には「まず稽古着、袴、剣道具の着装を正しくして、礼法をしっかりすること。そして、声を出して気迫ある立会いをして欲しい」と述べ、参段、四段、五段の受審者にも「剣道具等の着装、礼法をしっかりやることと、特に今回は打つことは当然ですが、打たれてはいけない。要は簡単に技を出さないこと」を述べさせて頂きました。
実技の初段については打ちがしっかりしている人もいましたが、切り返しがもっと肩を使い大きく腕を振り上げ、45度の角度で振り落とすように稽古をしてください。弐段の受審者は声も大きく元気があり、しっかり基本技の通り打っていました。参段の受審者については、もう少し間合いを詰めてから打突することが大切であると感じました。そして、ただ自分勝手に打突にしていくことが多く、一本になる打突もありましたが簡単に打たれることも多かったと思います。私が述べた様に「打たれないこと」を心掛けてください。
四段、五段の受審者は一本になる技が出ていない。確かに実力は十分あるのにそれが審査に表れてこない。一本になっていないのです。それは日頃の稽古の中で一生懸命やっていても、緊張感がない稽古になっているからだと思います。審査でいかに実力を発揮することができるか?もう一度、緊張感のある稽古を重ねてください。
日本剣道形については概ねできていましたが、気迫ある刀法の演武かというとほど遠いです。息を継ぐことも忘れるくらい一心不乱に仕太刀が打太刀に切り込んでいくか?正しく木刀を握り、打突する時に寸止めこれを心掛けてください。
最後に、昇段することは老いも若きも嬉しいものです。今回合格された方は、その感動を忘れずに次の目標に向かって修行してください。今回残念ながら不合格になった方は、もう一度基本に戻り精進してください。次はあなた自身が喜ぶ感動を掴み取ってください。