女子個人 青池選手(敦賀高)がベスト8入賞、本県勢初!
日本高等学校体育連盟主催の「第69 回全国高等学校剣道大会」が2022年8月5日(金)~8日(月)、高知県高知市の高知県立春野総合運動公園体育館で開催され、本県からは男子団体で福井工業大学付属福井高校が60年振り、女子団体では敦賀高校が6年連続11度目、個人戦男子は安原響希選手(丸岡高)、高橋啓太選手(敦賀高)、女子は青池玖瑠美選手(敦賀高)、重永花歩選手(丸岡高)がそれぞれ出場した。女子個人戦では青池選手が本県勢初となるベスト8に入賞を果たしました。
結果は次の通りです。
福井県勢の結果
【男子個人】
▽1回戦
高橋啓太(敦賀高) メ―メ、メ 近藤拓己(京都・東山高)
▽2回戦
安原響希(丸岡高) メ― 川田楓音(高知・高知高)
▽3回戦
安原響希(丸岡高) ―コ 徳佐屋樹(岐阜・中京高)
【女子個人】
▽1回戦
重永花歩(丸岡高) メ― 福島紫奈乃(島根・大社高)
青池玖瑠美(敦賀高)コ― 小松桜(高知・岡豊高)
▽2回戦
重永花歩(丸岡高) ーメ 亀野梨音(埼玉・星野高)
青池玖瑠美(敦賀高)コ― 前川葵(兵庫・東洋大姫路高)
▽3回戦
青池玖瑠美(敦賀高)メ― 野崎栞(北海道・東海大札幌高)
▽4回戦
青池玖瑠美(敦賀高)メ― 松山若樹(熊本・八代白百合学園高
▽準々決勝
青池玖瑠美(敦賀高) ―メ 鹿毛睦心(岡山・岡山商大付高
※青池はベスト8(ベスト8は本県勢初)
【女子団体】
▽予選リーグLブロック
1位 2勝 高松商高(香川)
2位 1勝1敗 今治精華高(愛媛)
3位 2敗 敦賀高(福井)
敦賀高 1-1(本数勝ち)今治精華高(愛媛)
青池 引き分け 片山
杉本 引き分け 藤本
江戸 コー 馬越
岸本 ーコ、メ 村上
松本 引き分け 高橋
敦賀高 1-2 高松商(香川)
青池 引き分け 森嶋
杉本 -メ 坂口
江戸 メー 赤沢晶
岸本 ーコ 楠瀬
松本 引き分け 赤沢
【男子団体】
▽予選リーグMブロック
1位 2勝 玉島高(岡山)
2位 1勝1敗 仙台育英高(宮城)
3位 2敗 福井工大福井高(福井)
福井工大福井高 1-1(本数勝ち)玉島高(岡山)
山下 -メ、メ 片山
坂元 メー 前川
本島 引き分け 平野
中川 引き分け 奥田
玉置 引き分け 赤星
福井工大福井高 0-3 仙台育英高(宮城)
山下 -メ 木川
坂元 引き分け 小笹
本島 -メ 長南
中川 -コ、メ 栗原
玉置 引き分け 伊深
【所感】
福井工業大学附属福井高校剣道部顧問 飯田浩史
はじめに、コロナ禍で感染者が急増する中、今大会を通じて貴重な経験ができたことを、福井県剣道関係者、および大会関係者の方々に心より感謝致します。
課題であった初戦、仙台育英の勢いに圧倒され、私たち福井工大福井の持ち味である攻撃的な戦いが展開できませんでした。ひとえに、そのことが敗因だと考えます。しかし玉島戦では、一進一退の攻防で、お互いに引かず実力均衡の試合ができたことで、私たちには全国で通用する実力が備わっていると実感し自信につながりました。
今後、インターハイでの経験を糧に更なる躍進を目指し、日々の稽古に取り組んでいきます。
福井工業大学附属福井高校剣道部主将 本島大成
私たちはこれまでインターハイ出場、そして優勝を目標に日々の稽古を積み重ねてきましたが、その舞台は余りにも一瞬でした。
このチームとなった時から課題としている初戦では、初の大舞台で戦うという緊張感も高まって思うように体を動かせず、力を発揮しきることができませんでした。
2戦目の玉島戦では少し緊張もほぐれ本来の動きに近づいたように感じましたが、やはり全国の壁は厚く、僅差で敗れました。予選リーグ敗退が決まった時の悔しさは言葉で表せるものではありませんでした。
しかしながら、この目で全国のハイレベルの戦いを見て、体で感じたことは私たちの大きな力になりました。この経験を糧に、今後さらなる高みを目指し、今まで以上に日々の鍛錬を重ね、来年もこの舞台に立ち、次は笑って終われるようにしたいと思います。
敦賀高校剣道部顧問 大西ななみ
女子個人戦では、青池が持ち前の粘り強さを充分に発揮し、福井県女子としては初のベスト8という快挙を成し遂げることができました。男子個人では、髙橋が初戦敗退とはなりましたが、1本先行されるも取り返し、県代表としての意地を見せました。女子団体では、今治精華に先行するものの逆転され、敗退。続く高松商業戦も2-1で敗退しました。今大会は、新型コロナウイルス感染症が収束するまでの暫定的な試合審判法が定着しつつあるなかで、そのルールをどう活かすかがポイントとなる大会でした。今回の負けを必ず活かして、精進していきたいと思います。応援ありがとうございました。これからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。
敦賀高校剣道部主将 青池玖瑠美
【個人戦】個人戦では、自分の粘り強い部分を活かし、延長に持ち込んで自分が勝負できるところで勝負しました。何本か相手にさわられることもあり、どうなるかわからない試合ばかりでしたが、最後には自分が打ち切ることができました。長期戦ばかりで辛くなる時もありましたが、日々の稽古で頑張ってきたことを思い出し、最後までやりきれました。準々決勝で負けてしまい悔いは残っていますが、自分も十分に打っていけたので、自分らしく戦えた試合だと思います。【団体戦】予選リーグ敗退という結果となり、チームで1本をとりきることや守り抜くことができませんでした。今年は会場での観覧が可能になり、会場でもインハイTVでも多くの方々から応援していただきました。特に初戦が相手とかみ合わない試合で、1本取りたいのに取れず、惜しいところを1本にしきることができなかったり、逆に相手の圧に負けて守りきれなかったりした1本がありました。
悔しい結果になってしまいましたが、リーグの2試合どちらとも最後の最後まで全員が諦めず戦うことができました。