ご挨拶
一般財団法人 福井県剣道連盟 会長 片山 外一
新年明けましてお目出とうございます。会員の皆様におかれましては、清々しいお正月を迎えられたこととお喜び申し上げます。
さて新型コロナウイルス感染症によるパンデミックも足かけ4年となり、ようやくウィズコロナからポストコロナの時期にたどり着けたという現状の様に思われます。しかしながら世界的にインフルエンザをはじめとして各種の感染症が流行しており、これからも感染予防対策は継続して行かなければならない課題であると認識されております。剣道競技におきましては、これまでの経験を踏まえて新しいルールに従い感染症に対しても安全な競技であることを示して行かなければならないと考えております。一方、社会の情勢はロシアーウクライナ戦争に加えて中東での戦争、中国や北朝鮮問題など、昏迷を極めております。加えて人口減少問題やエネルギー問題、食料問題など、多難なことは枚挙に暇がありません。しかしこのような時代であればこそ、我々は剣道精神に則り社会の安定、平和の希求において一層邁進すべきではないかと存じます。
さて、昨今の傾向として福井国体の影響もあり、福井県の剣道選手の地力が次第に上がって来ている事が多方面から指摘されております。昨年2月には北信越高校新人大会で、丸岡高校男子が優勝、女子が3位入賞、6月に北信越高校大会で丸岡高校男子が優勝、敦賀高校女子が2位入賞。8月には北信越中学校大会で中央中学校女子が優勝、松陵中学校男子が3位入賞。その個人戦で優勝：元井選手、2位：松口選手（ともに松陵中学校）。全国中学校剣道大会では松陵中学校が男子3位を獲得するなど、若い選手達が素晴らしい活躍を見せてくれました。更にその勢いで北信越国体では、成年女子、少年男子がともに優勝を果たし、10月の鹿児島特別国体においては、成年男子、少年男子がともに第5位に入賞するという立派な成績を収める事ができました。そのお陰で福井県も天皇杯14位という好成績を出せましたので、12月1日、剣道連盟は福井県スポーツ協会から「団体奨励賞」を受賞致しました。
また従来は長年に亘り福井県実業団柔道・剣道大会が行われて来ましたが、諸般の事情により昨年からは福井県剣道連盟が主催する「福井県実業団剣道大会」として再編され、10月29日に大会が成功裏に開催されたこともご報告致します。
今年はなかなか先の見えない年になるかも知れませんが、皆様と一致協力して剣道競技の発展に努めたいと存じますので、倍旧のご支援を賜ります様、そして皆様にも佳い年で有りますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。
