第51回全国中学剣道大会

行事概要
開催日
令和3年8月20日(金)
会場
川崎市とどろきアリーナ
結果

「第51回全国中学校剣道大会」が2021年8月20日(金)22日(日)、神奈川県川崎市の「川崎市とどろきアリーナ」で開催され、福井県からは男子団体で気比中学校、女子団体で鯖江中学校が出場、個人戦では男女それぞれ2人ずつ出場しました。試合結果は以下の通りです。

【男子団体】
2回戦
気比中学校 0-3 都田中学校(神奈川県)
山川 -メ、メ 田邊〇
寺川 × 長谷川
前田 -メ 笠井〇
小不動 -メ 伊藤〇
東海 × 大橋

【観戦記】
気比中学校男子剣道部・顧問 上山章
コロナ禍において2年ぶりの開催となった全国中学校剣道大会。福井県剣道連盟の先生方をはじめ、多くの方々のご指導、ご支援のおかげで本大会に出場できることに感謝の思いで臨みました。
気比中学校は、トーナメント2回戦で地元神奈川県代表の横浜市立都田中学校との対戦となりました。
先鋒山川は、チームの流れを掴むべく、俊敏な動きで仕掛けてくる相手に対して自分の剣道を意識して冷静に戦いましたが、相手の一瞬の隙を狙ってのコテに対してメンに乘られ先取されました。次鋒寺川は、足を使って積極的に技を繰り出し、メンを引き出しての返しドウ。打突の機会も良かったものの旗は1本しか上がらず、延長でも決着がつかず引き分けとなりました。中堅前田は、唯一の2年生。冷静に相手の動きを誘い出し応じる剣道ができました。延長戦となり、相手のメンに対するドウに旗が割れ、合議の結果相手のメンとなり1本負けとなりました。副将小不動は、強気の剣道で冷静に試合に臨みました。打つべき機会を捉え、多彩な技を繰り出し攻め続け、惜しいメンも2本ありましたが延長戦に入りました。最後は相メンを決められ大将につなぐことができませんでした。大将 東海は相手を冷静に分析し、果敢に攻める姿がありました。相手が得意とするコテを返してのメンや引き出してのメン返しドウ。技の選択やタイミングも絶妙でしたが旗は1本ずつしか上がりませんでした。結果は引き分けとなりましたが、大舞台でも練習してきたことを発揮することができました。
結果、団体試合には負けましたが、これまでの稽古で培ってきた技を出し切り、存分に全国の舞台で試合を楽しむことができました。
全国大会入賞を目指してきた3年間。素振り・切り返し・打ち込み稽古を中心に取り組んできました。またコロナ禍の中、「暫定的な試合方法」の導入により一人一人が試合スタイルも変更を余儀なくされました。しかし、この環境の中で「全国の舞台で試合ができた喜び」を忘れることなく、新たな目標に向けて精進させていきたいと考えています。このような貴重な経験をさせていたき、感謝しております。ありがとうございました。

 

【女子団体】
2回戦
鯖江中学校 0―3 潮田中学校(神奈川県)
山下 -メ 野稲(明)〇
水野 × 服部
上坂 -メ 苅部〇
伊藤 -ド 野稲(優)〇
窪田 × 石井

【観戦記】
鯖江中学校剣道部顧問 澤田泰治

2021年8月20日(金)に、神奈川県とどろきアリーナにて、第51回全国中学校剣道大会の女子団体の部が行われました。
鯖江中学校は、初戦の2回戦で、地元神奈川県の潮田中学校と対戦しました。先鋒の山下は、落ち着いた試合の入り方をしましたが、勝負に行った得意のメンの出ばなにメンを乗られて、惜しくも1本負けとなりました。次鋒の水野は、相手の素早い動きに惑わされることなく終始有利な試合運びをしましたが、惜しくも有効打突とはならず引き分けとなりました。中堅の上坂は、試合の序盤、相手の鋭いメンに一瞬居ついてしまいメンをとられました。しかし、その後は気迫の攻めを見せ、キャプテンとしての意地を見せてくれました。終盤に狙ったコテメンは、あわや1本かという抜群のタイミングでした。ここで負ければ試合が決まるという状況での副将戦では、伊藤が「必ず1本とるんだ」という強い気持ちで攻め続けましたが、延長に入り、思い切って打ったメンに対して相手が打った返しドウに旗が2本上がり、1本負けとなりました。大将の窪田は、相手のコテに対して、思い切りメンにのりました。旗が上がってもおかしくない素晴らしい技でしたが、惜しくも旗は上がらず、1本とはなりませんでした。その結果、0対3で敗退という結果になりました。しかし、「中心をとり、攻め勝って打つ」という鯖江中学校が目指してきた剣道を全国の舞台で思い切り出し切ることができました。
2回戦敗退という結果に対する悔しさは残りますが、緊急事態宣言が発令されている中で、夢の舞台に立たせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。今回ほど、家族や先生方、そして、仲間、大会の開催にご尽力いただいた主催者の方々の支えのありがたさを感じることができた大会はありません。
鯖江中学校の部訓である「雲上蒼天」のように、「厚い雲の上にも必ず蒼空が広がっている」と信じて、困難な状況にも負けずに一生懸命に積み重ねてきた経験をこれからの自分の成長に生かしていきたいと思います。応援ありがとうございました。

【男子個人】
1回戦
大西諒太郎(武生第六中) -メ、コ 織田慶次(長崎県・愛野中)
深川幸希(三方中) -メ、ド 工藤春太(京都府・桂中)

【女子個人】
1回戦
西山実咲(中央中) -延メ 伊藤萌々子(山口県・高川学園中)
2回戦
山田優生(南越中) -メ 勝目真優(神奈川県・田名中)