第44回北信越中学校剣道大会が2023年年8月1日（火）、石川県松任総合運動公園体育館で開催され、女子団体で本県代表の中央中学校が27年ぶりに優勝、男子個人では松陵中学校の元井颯太選手が25年ぶりに優勝、同校の松口直次郎選手が2位とワンツーフィニッシュ！本県勢が大躍進を遂げました。
本県勢の結果は次の通りです。
【男子団体】
予選リーグＡ 中央中 4位 ※予選リーグ敗退
予選リーグＣ 三方中 2位 ※決勝トーナメント進出
予選リーグＤ 松陵中 1位 ※決勝トーナメント進出
決勝トーナメント
▽１回戦
松陵中 ３－１ 北辰中（新潟県）
三方中 １（本数負け）－１ 奥田中（富山県）
▽準決勝
松陵中 １（代表負け）－１ 小針中（新潟県）
※松陵中学校は３位入賞
【男子個人】
１位 元井颯汰（松陵中）※福井県勢としては25年ぶりの快挙
２位 松口直次郎（松陵中）
５位 山田典悠（南越中）
【女子団体】
予選リーグＡ １位 鯖江中 ※決勝トーナメント進出
予選リーグＢ １位 中央中 ※決勝トーナメント進出
予選リーグＤ ４位 朝日中 ※予選リーグ敗退
決勝トーナメント
▽１回戦
中央中 １－０ 燕中（新潟県）
鯖江中 １－２ 中能登中（石川県）
▽準決勝
中央中 ２－１ 宇ノ気中（石川県）
▽決勝
中央中 ２－０ 中能登中（石川県）
※中央中学校は優勝（福井県勢として27年ぶりの快挙）
【女子個人】
５位 藤田ひかり（鯖江中）
観戦記
県中体連剣道専門部 広報部 大平 達也
女子団体戦には、中央中学校、鯖江中学校、朝日中学校が出場し、中央中学校と鯖江中学校は予選リーグを全勝し、共に予選1位で決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメント1回戦では、中央中学校は新潟県の燕中学校と対戦し、次鋒の勝利を守り切り１対０で勝利した。鯖江中学校は石川県の中能登中学校と対戦し、次鋒が勝利し先手を取ったが、副将と大将が共に終了間際に取られ1本負けとなり、1対2で惜敗した。準決勝では、中央中学校は石川県の宇ノ気中学校と対戦し、先鋒の守選手が序盤に有効打を決め、中堅戦の森川選手も返しドウを決め、試合を優位に進め2対1で勝利した。決勝では、中央中学校は石川県の中能登中学校と対戦した。先鋒戦を守選手が引き分け、次鋒の廣中選手がメンを立て続けに取り2本勝ちを収めた。中堅戦は森川選手が中盤に返しドウを先取したが、すぐにメンを取り返され引き分けに終わった。副将戦は中村選手が引きメンを決め1本勝ちを収めた。大将の西山選手は引き分けで2対0で勝利し、見事優勝を勝ち取った。女子団体の福井県勢の優勝は27年ぶりの快挙である。
男子団体戦には、松陵中学校、三方中学校、中央中学校が出場し、松陵中学校は全勝し1位で、三方中学校は2位で決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメント1回戦では、松陵中学校は新潟県の北辰中学校と対戦し、先鋒戦から優位に試合を進め３対１で勝利した。三方中学校は富山県の奥田中学校と対戦し、先鋒戦から白熱した戦いが続き、大将戦までどちらが勝利するか分からない展開となったが、最後は逃げ切られ１対１の本数差で惜敗した。準決勝では、松陵中学校は新潟県の小針中学校と対戦し、次鋒戦で先勝したが中堅戦で取り返され、大将戦での勝負となったか、決着がつかず代表戦となった。延長の末惜敗し、松陵中学校は３位入賞となった。
個人戦には男女６名ずつ出場した。女子個人戦では、鯖江中学校の藤田選手が５位入賞した。男子個人戦では、決勝戦で松陵中学校の元井選手と松口選手が対戦し、福井県同士での対決が実現した。元井選手が延長でコテを決め、優勝した。松口選手が準優勝、南越中学校の山田選手が５位入賞した。元井選手の個人戦優勝は、男子の福井県勢では25年ぶりの快挙であった。
大会全体を通して、福井県勢の快進撃が見られた。この勢いをそのままに、福井県・北信越の代表として全中大会での活躍を楽しみにしている。また、今回２年生の活躍も多々見られたので、来年新潟県で行われる北信越大会・全中大会に向けてさらなるレベルアップを期待したい。
