「令和4年度福井県高等学校冬季剣道選手権大会」が2023年1月22日（日）福井県立武道館で開催され、男女とも敦賀高校が優勝し、2023年3月26日（日）から愛知県春日井市で開催される「第32回全国高等学校剣道選抜大会」の出場権を獲得した。
試合結果は次の通り。

【男子団体】
優勝　敦賀高校
２位　丸岡高校
３位　敦賀気比高校
３位　北陸高校

【女子団体】
優勝　敦賀高校
２位　敦賀気比高校
３位　北陸高校
３位　啓新高校

【大会を振り返って】
男子団体　敦賀高校　男子主将　森　陽輝
新人戦の負けから約２か月。ずっとこの日を待ち侘びていた。1回戦、苦手な初戦だが先鋒佐野が流れを作り、危なげなく勝つことができた。2回戦、昼休みを使って行った相手の分析が効いた。相手はポジションを大幅に変えてきたが、全員が相手の特徴を掴むことができており焦ることなく試合ができた。次鋒熊谷が得意の上段に対して1本勝ち。取りにくる相手の果敢な攻めに対しても逃げの姿勢を一切見せず強気で試合ができた。準決勝、厳しい試合展開だったが副将山川が粘りの1本勝ち。相手に流れを渡すことなく勝利できた。決勝戦、先鋒が2本負けしリードされる展開だったが、みんな焦らず粘り強く試合ができた。そして中堅が意地の2本勝ち。相手に行きかけた流れをこちらに引き戻す、まさに中堅としての仕事を完璧に果たした。そして、五分の状況で自分にまわってきた。助けられてばかりだったのでここでは自分がチームを助けようと思い試合に入り、狙っていた技を決めることができた。1本取ってからの課題である、逃げずに強気でやりきることもでき、優勝することができた。チームとして掴んだ勝利。まさに全員がヒーローだったと思う。
ずっと自分たちのためにご指導してくださった先生方には感謝しかない。少しは恩返しができてうれしかった。気を緩めず選抜に向け精進したい。

女子団体　敦賀高校　女子主将　杉本　和香
この大会で選抜大会をかけた大会で、去年も私たちは出場権を得ることができた。しかし、新型コロナウイルスの感染により出場することができず悔しい思いをした。また、11月の新人戦では準決勝で敦賀気比に負け、3位という悔しい結果で終わった。この2つの悔しさがあったから「次は絶対勝ってやる！」「優勝してやる！」という気持ちがより強くなったのだと思う。
本番では1試合目から決勝戦まで、全員が強気で自信を持って最後まで粘り強く試合をすることができた。それができたのは、新人戦からこの大会まで、年末年始も含めて遠征でたくさんの試合経験を積ませていただいたからと思う。
遠征や普段の稽古など、いつも熱心に指導してくださる先生方や、応援してくれる家族の支えなどに感謝を忘れず、選抜大会でもよい結果を残せるようにこれからも日々の練習を頑張っていきたい。