【福井県剣連】2022年度(令和4年度)女子審判法・指導法伝達講習会

行事概要
開催日
令和5年3月11日(土) 9:30
会場
越前市武道館
結果

全日本剣道連盟は女性剣士の活躍を期待し女子委員会を設置するなど活動しており、剣道の普及・発展と、初心者や初級者を対象に指導する女子指導者の指導力向上を目指し、女性剣士を対象にした「中央講習会」を開催しています。2022年度は2月18日(土)~19日(日)、姫路市で開催され、本県から谷口典子氏、髙嶋寿美氏、大味香代子氏、江指恵氏の4名が受講しました。その講習内容を伝達するため、県剣連は3月11日(土、)越前市武道館で「令和4年度女子審判法・指導法伝達講習会」を開催しました。
午前中は審判法の伝達講習会で、講師は谷口典子氏と髙嶋寿美氏が務め、「新型コロナウイルス感染症が収束するまでの暫定的な試合審判法」についての講義と実技指導を行いました。また冊子、審判規則・細則、試合・審判運営の手引きを読みながら審判員の目的、心得、服装、旗の上げ方、位置取り、有効打突の条件や要素の確認を行いました。その後模擬審判を行い、有効打突の見極め方や宣告の仕方、位置取りについて確認しました。受講者からは、鍔迫り合いからの別れ方や一呼吸からの技に対する見極めについての意見や質問が多く出ましが、谷口講師の分かりやすい解説で、受講者は新しく多くの知識を得ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。
午後は、大味香代子氏と江指恵氏による指導法の伝達講習を行い、礼法や服装、基本動作などの基本的なところを大切にすることと、「木刀による剣道基本技稽古法」と「日本剣道形」の指導のポイントを確認しました。普段は竹刀を用いた剣道の稽古を優先しているため、木刀を使った稽古はどうしても疎かになってしまいます。今回の講習会で「木刀による剣道基本技稽古法」と「日本剣道形」をしっかり練習することができ、大変充実した時間となりました。また両講師のかみ砕いた説明で、受講者は正しく、丁寧にすべての動作を習得することができました。
最後に受講者で稽古会を行い、たくさん汗をかいて終了しました。講習会というと厳しく、緊張しながら先生方のご指導を受けるというイメージがあるかもしれませんが、9時30分から17時までの長時間、和気あいあいとした雰囲気の中でも、とても真剣に取り組むことができました。家庭や仕事の事情などでみなさんが集まって盛大にとはいかないかもしれませんが、もし時間が見つけられそうでしたら是非女性部の活動にご参加ください。参加してみると、とっても楽しいですよ。そして、とっても勉強になり、充実した時間を過ごすことができます。(記:高嶋)